飲みに行くたびに、言わなければならない呪いのようなセリフ。
「あ、私はウーロン茶で」
好きな人は良いかもしれませんが、
別にウーロン茶が好きなわけでもないのに…
なんとなく場が盛り下がっちゃう気もするのに…
そもそもテンション上がる飲み物でもないのに…
と、繰り返す言葉。
ほんと、お酒の目ない人間には呪い以外の何物でもありません。
しかし、これからは違います。
そう、イギリスからやって来たモクテルという文化が、あなたをその呪いから解放してくれるかもしれないのです。
今回はそんな解決の糸口となる【モクテル】についてご紹介したいと思います。
モクテルとは
ではまず、モクテルとは何かに迫ってみましょう。
・簡単に言えばジュースです。
簡単にざっくり言ってしまうと、モクテルはノンアルコールのジュース。
フルーツ感があったり、ミントでさっぱりさせたり、炭酸を聞かせてあったりするオリジナルドリンクと考えるとほぼほぼ正解です。
ただ、お酒の席にピッタリ合うような雰囲気作りがなされているのがモクテルの特徴。
間違いなくジュースですが、ただのジュースではないというものですね。
・もともとはお酒の代用品
アメリカの禁酒法時代ってご存知ですか?
これはアメリカでお酒を完全に禁じていた時代のことなんですが、この頃生まれたお酒の代用品のモクテルの元祖と言ってもいいかもしれません。
例えばその代表がジンジャーエール。
このジンジャーエールにいろいろなものを混ぜてカクテル風にして楽しむ。
これがモクテルの元祖と言えるかもしれませんね。
・イギリスで流行
そして、禁酒法時代からずっとあとの2000年代、ヨーロッパではノンアルコールを求める人が急増します。
そこでイギリスで登場したのが、炭酸飲料に様々なフルーツやスパイス、ハーブを入れて作られたモクテルなんですね。
ちなみにモクテルの名前はモックカクテル(カクテルの真似)を縮めたもの。
もともとイギリスでは、子供用のカクテルというのが多く売られていて、テニスの聖地ウインブルドンで有名なジンベースカクテルのピムスも、お酒抜きを子どもたちが普通に飲んでいたりしていたんですね。
つまり、イギリスはモクテルが生まれ流行するにはふさわしい場所だったということです。
・お酒感からの脱却
イギリスを中心にヨーロッパで流行したモクテル。
最初は、お酒を飲みたくても飲めないひとや控えているひと、飲みすぎて酔っ払ったひとように作られていましたからトニックフレーバーなどでお酒感を演出しているものが多かったんですね。
しかし、段々と、そもそもお酒を飲まない人向けのモクテルが登場。
見た目や色合い、雰囲気はお酒っぽいけど、味に関しては苦味もない普通のジュース。
現在のモクテルの主流はこっちであると言っても言い過ぎではありません。
モクテルは日本でも間違いなく流行る
断言してもいいですが、間違いなく流行ります。
いまでももぅ、流行の兆しを見せていて、バーやレストランにモクテルとしてメニューを置いているところがたくさんありますが、これから更に来ると思っていいいでしょう。
なぜなら理由は簡単、日本でもノンアルコールを求める人が増えているからなんですね。
・若者のお酒離れは顕著。
株式会社「バザール」の調査によれば、日本人でお酒を全く飲まない人は、なんと4人に1人。
20台に限って言えば約30%の人がお酒を飲まないと回答し、逆に毎日の無人は10%前後とお酒を飲まないひとの3分の1程度にまで落ち込んでいます。
そう、今や若者のお酒離れは決定的。
アルハラ対策は徹底され、もともとお酒に体質的に強くない日本人ですからこれは今後もさらに顕著になっていくことでしょう。
・お酒の代わりは絶対に必要
お酒が飲めなくても問題のない社会。
いまの日本はそんな風潮になってきていますが、とはいえまったくお酒が飲めなくても困らない社会ではありません。
そう、冒頭に書いた「ウーロン茶」の呪いですね。
宴会の席やおしゃれなバー、もしくはイタリアンやフレンチと言った食事の場において、ウーロン茶を頼まないといけないあの居心地の悪さ。
これは本当に苦痛なんですよね。
・モクテルなら問題なし
お酒離れが進んでも、お酒じゃないと居心地の悪い場所やシチュエーション。
そんなときに役に立つのがこのモクテル。
しかも、モクテルはカクテルのマネですからその名前も「ピンクレモネード」や「シャリー・テンプル」「メロン・ボール」など名前もおしゃれ。
しかも味は、別にお酒感をイメージしているものだけではなく、美味しいジュースそのものなモクテルもたくさん。
お酒の場で、ウーロン茶の呪いから開放してくる、ありがたい飲み物です。
まとめ
「いろんなモクテルを飲んでみよう。」
カクテルと同じように、モクテルもお店によって色々と工夫されているもの。
いろんなモクテルを飲んで、自分にピッタリのモクテルを探してみるのも楽しいかもしれません。
お酒を飲める人たちがバーで味わっていた楽しみの一端を、垣間見ることができるかもしれませんよ。
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