肉料理に合わせると劇的にウマくなる日本酒の秘密

日本酒

日本酒と肉料理??

いきなりですが質問です。

日本酒と肉料理って合うと思いますか??

記事を読み進める前に10秒考えてみてください。

いいですか?考えましたね??

え?日本酒と肉料理?いやいや肉料理にはワインでしょ!と思ったそこのアナタ!

実は飲み方を少し変えるだけで、合うようになるんです!

日本酒といえば、

冷酒を想像する方が多いと思います。

最近は甘酸っぱくてフルーティーなお酒が流行っていますしね。

肉料理はどうしてもコクがあり、

味が強いものになりがちです。

また、脂っぽいものが多いです。

そんな中に冷酒を合わせたらどうでしょう?

料理の味に負けてしまいますし、

口の中で脂が固まります。

キーワードは「温度」なのです!

肉料理と熱燗のすゝめ

熱燗はステーキにピッタリと合います

 日本酒を熱燗にするだけで、

温かい肉料理に劇的に合うようになります。

ポイントはこちら!

・温めるとお酒の旨味が引き立ち、料理の濃さに負けなくなる

・口内で肉料理の脂を溶かし、まろやかな味わいにする

・料理とお酒の温度帯を合わせることで、一体感が高まる

寒い季節には、温かい飲み物が恋しくなるもの…

年末年始はお肉を食べる機会が多くなりがちなので、

これからの時期にピッタリですね。

さて、日本酒には、

燗酒に向くものと向かないものがあります。

どんなお酒ならいいのでしょうか。

純米酒を温めて飲む

ちろりを使って温めると、まろやかな味わいになります

 お肉は味わいが濃くなりがちなので、

同じく濃厚な旨味を持つ、純米酒がおススメです。

純米吟醸酒、生酛系の純米酒、普通の純米酒で飲み方を変えるとなおいいです。

・純米吟醸酒

香りが穏やかなものを選びましょう。

日本酒のラベルに、

「バナナのような香り」とか、

「きょうかい14号酵母」などと書かれていたら間違いありません。

また、温めすぎると、純米吟醸酒の良さを消してしまうので、

40℃程度で飲むと良いでしょう。

ステーキなどに合わせるなら、

このお酒がおススメ。

・生酛系の純米酒

生酛、山廃造りの純米酒は、温めることに向いた日本酒と言えます。

45~50℃くらいで飲むことをおススメします。

乳酸発酵されているので、クリーミーな料理にも向きます。

クリームソースのハンバーグなどと合わせると良いでしょう。

・普通の純米酒

非常に温度帯の広いお酒です。

ものによっては、

70℃程度まで温めてるとおいしいお酒もあります。

米のふくよかな香りと旨味を持つものが多く、

合う料理も多いです。

白米のおかずとして食べるものには、

基本的に合うと思っていいでしょう。

肉料理の強い味にも負けません。

なお、アルコールの沸点は78℃です。

絶対にそれ以上の温度にはしないでください。

アルコールが飛んで、せっかくのお酒が台無しになってしまいます。

あなたは今、こう考えていませんか?

理屈は分かったけど、具体的に何を選んだらいいの?と…

なるほど、ごもっともです。

それでは、私の知り合いの「日本酒のプロ」が絶賛する一本を紹介しましょう!

熱燗には、雪の茅舎 山廃純米酒が最高!

雪の茅舎山廃純米。入手しやすさも魅力

このお酒は冷酒や常温で飲んでもおいしいですが、

45~50℃程度に温めて飲むと、旨味が花開き、

びっくりするほど味が変わります。

まさに「燗上がり」する美酒と言えるでしょう。

720mlで1300円程度ととても安く、

都心の百貨店のお酒コーナーでもよく見かける、

手に入りやすさも魅力の一つ。

通販でも購入可能です。

豚の角煮やベーコンのチーズ焼きなどと合わせると、まさに絶品です。

さあ、目を閉じて、想像してみてください。

ちろりにお酒を注いで、湯せんして温度を上げていきます。

温度が上がっていくにつれて、ふんわりとお酒の香りが漂います。

少し湯気が立ってきたので、そろそろいい温度になったでしょうか。

お気に入りの陶器のお猪口と、ちろりを居間に運びます。

日本酒をお猪口に注いで、箸を持って、いざ、準備万端。

テーブルには、昨日から準備しておいた豚の角煮。

柔らかくトロトロの豚肉を口の中に放り込むと、

ジューシーな肉の旨味と出汁の風味が広がります。

ここで、お猪口を手に取ります。

やけどしないように、「ちゅっ」と一口。

「コトッ」とお猪口を置く音。

料理とお酒の甘味、旨味、酸味、香りがすべて調和し、引き立て合い、

口の中いっぱいに広がります。

こんなにもおいしいのかと、きっとあなたは大いに感動するでしょう。

たまらずにもう一口。それはまさに至福の瞬間です。

いかがでしょうか。

言葉だけでは表現しきれない、最高の旨さ。

あなたにも、味わっていただきたいです。

ぜひ、肉料理と、燗にした日本酒を合わせてみてください。

P.S.日本酒のプロに、

テイスティングシート」というお酒の説明を書いてもらいました。

今回の記事では、雪の茅舎 山廃純米についてです。

お酒の味わいやおススメの温度帯、

合わせるおつまみなどをまとめたものになっています。

必ず一度目を通してみてください。

このシートを見ながらお酒を飲むと、

また違ったお酒の良さを見つけられるかもしれません。

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