日本酒の「スノースタイル」驚きのウマさ

日本酒
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スノースタイルとは?

カクテルでよく見かける飲み方である、スノースタイル。

レモン果汁などでグラスの縁を湿らせ、塩をつけて飲むというものです。

定番はソルティドッグでしょうか。

ウォッカをベースにグレープフルーツジュースを合わせたカクテルですね。

塩と一緒に楽しむことで、味わいを変えることができます。

寒くなってきたこの時期は、グラスに雪の結晶がついているようで、

雰囲気にピッタリとマッチすると思います。

スノースタイルは、見た目の華やかさが増すばかりでなく、

アルコールや果汁の苦味や酸味を打消し、甘味を引き立てる効果もあります。

それならば、きっと日本酒にも使えて、おいしくなるはず!

ということで、いろいろ実験してみました。

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そもそも塩と日本酒って合うの??

日本酒上級者の方は、塩をアテにお酒を飲む人が多かったりします。

何となく「ツウ」な感じがしますしね。

そこにはしっかりとした根拠もあります。

①塩をなめることで、お酒の甘味と旨味を強く感じられるため

②食事をしてお腹がいっぱいになると、お酒の味が分かりにくくなるため

③味覚の「五味」とは甘味、旨味、酸味、苦味、塩味です。

日本酒は、甘味、旨味、酸味、苦味が含まれており、塩が持つ塩味を足すことで、

味わいのバランスがよくなるため。

ペアリングでいうところの「補完」効果ですね。

日本酒の味わいによって、合う塩が微妙に変わってきたりもしますが、

それはまた別記事で紹介します。

今は、塩と日本酒は相性がいいんだ!ということを分かってもらえればOKです。

スノースタイルにはどんな日本酒が合うの?

日本酒に氷を入れて飲むことになりますので、

味が濃く、芯がしっかりしたもの。

また、グラスに塩をつける際、柑橘系の果汁を使うので、

フルーティーな香りを持つお酒がいいでしょう。

上記に当てはまる「吟醸酒の原酒」をおススメします。

一般に日本酒は、水を加えることで、アルコール度数が15度前後になるよう、

調整して造られます。

原酒とは、水を加える前の日本酒のことで、アルコール度数は19度前後、

甘味や旨味を存分に味わえるパワフルなお酒です。

今の時期ですと、新酒が出回るタイミングですので、

「純米吟醸 原酒 新酒しぼりたて」のようなお酒がおススメです。

スーパーや近所の酒屋さんで探してみてはいかがでしょうか。

日本酒スノースタイルのレシピ

私がプライベートで使っているレシピを紹介します!

▼材料

  • 日本酒(吟醸酒の原酒):100ml
  • ロックアイス:適量
  • 塩:適量
  • すだち:8分の1個程度

▼作り方

  1. ロックグラスの飲み口をすだちで一周させ、軽く湿らせる
  2. 皿に塩をあけ、グラスの飲み口を押し付けてスノースタイルにする
  3. グラスに氷、日本酒を入れ、軽くかき混ぜて完成。

ポイントは、果汁をグラスの飲み口につける際、ムラが出ないようにすること。

塩がまばらについてしまって、見た目が悪くなってしまいます。

一般的にスノースタイルにする際はレモン果汁を使いますが、

日本酒に合わせる場合は、すだちを使うと味が引き締まります。

日本酒の新しい魅力に気づくきっかけになり得る飲み方だと思います。

少しずつグラスを回し、塩の量と日本酒の量のバランスをとりながら、

飲み進めてください。

まとめ

最初は塩と一緒に飲んで、最後はお酒だけで楽しむなど、

味の変化を楽しめることもスノースタイルの魅力の一つです。

普通に飲むと味が強くなりがちな原酒も、

氷が溶けることで、飲みやすくなり、味わいがなめらかになります。

特別な日に、友人やパートナーに出してあげてみてはいかがですか?

場が盛り上がること間違いなしです!

ぜひお試しあれ!!

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文-進藤裕司@唎酒師

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