お祝いや記念日、また乾杯時など皆んなが集まる時には欠かせないシャンパン。
そんなシャンパンにも種類がありますが、どれもフランスのシャンパーニュ地方で作られ、厳しい規定、製造を経て作られる高級なお酒の一つでもあります。
シャンパン【サロン】はその中でもシャンパンの頂点といって良いほど、素晴らしい存在で、比例して値段も高め。
今回は、一度は試してみたい高級シャンパン【サロン】の魅力についてご紹介したいと思います。
シャンパンとは
よく間違えやすいのが、シャンパンとスパークリングの違い。
冒頭の通り、シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方の特産であり、スパークリングワインの分類となります。
ほかの地方や、材料で作った場合は総称してスパークリングワインと言い、シャンパンとは言いません。
※スパークリングワインは発泡性のある炭酸ガスを含んだワインの事です。
また、地域によってシャンパンのように呼び名のあるスパークリングワインもあり、イタリアの「スプマンテ」、スペインの「カヴァ」、ドイツの「ゼクト」など。
工程も似ているのですが、選定基準が厳しく、熟成の長さをとってもシャンパンは他とは突き抜けており、その分値段も高めだったりします。
【サロン】の魅力
【サロン】は1905年ウジエーヌ・エメ・サロン氏がぶどう畑を購入しワインを作ったのが始まりで、単一ヴィンテージで高級シャルドネのみを使用し、出来のいい年にしか作らない。
それにより、一概には言えませんが、芳香で上品な柑橘系の香りと、シャープながら複雑な熟成感を感じます。
また、本来シャンパンにあるロゼや甘口、辛口などを一切作らず一種のみと徹底したこだわりを持ち続けているシャンパンです。
一般的なヴィンテージのシャンパンは瓶内熟成期間が3年ほどで出るのに対し、サロンのシャンパンの場合は8年から10年ほど。
サロンが使用する白ブドウのシャルドネは、長期熟成が可能。
品質も高く、飲み頃が50年後といったシャンパンもあるほどで、一番新しいヴィンテージで2007で、サロンが作られたのは現在までで41ヴィンテージのみ。
また、高級シャンパンでも1年で生産量50万本前後のところ、サロンが1回で生産される量は6~8万本程度と極めて少ない生産量。
機械で行われているのが一般的な作業も手作業で行うなど今、説明したことを含めて希少性が高く、「幻」と呼ばれるほどになりました。
ネットでも買える⁉
一昔前、ネットでお酒を購入するも中々希少価値が高いもの、高級なものの在庫はなくオークションで高く落札や、地元の酒屋さんにおいてあればラッキーなぐらいで問合せしなければならないと入手も困難でしたが、これだけ普及したネット。
最近では買えないものはないのでは?と思うほどになり、【サロン】も見つけることができたので少しご紹介します。
※在庫についてはそのサイト次第なので、気になった方はご確認ください。
また、これからご紹介する【サロン】には「ブラン・ド・ブラン」と書かれていますが。
これは白ブドウのみから造られるスパークリングワインの事で、先ほどご紹介したシャルドネのみ使用した場合に使われることが多いです。
ちなみにブラン・ド・ノワールは黒ブドウから白ワインを作ったものをさします。
サロン ブラン・ド・ブラン2007
サロン ブラン・ド・ブラン2006
サロン ブラン・ド・ブラン1999
サロン ブラン・ド・ブラン1997
まとめ
今回は希少性が高くシャンパン界の頂点に君臨する【サロン】の魅力に触れました。
希少性が高い分、値段も高級で、中々お目にかかる機会も少ないその存在ですが、そこにはしっかりとしたこだわりや、希少性の理由など、頂点にふさわしい信念が詰まったボトル。
一度は味わってみたいシャンパンとしてご参考にオシャレなネタの一つとなればと思います。
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