日本のみならず、世界的にも有名なイタリアのリキュール「カンパリ」はオレンジベースのスイート&ビターなリキュール。
定番となる、カンパリオレンジ、ソーダなどその楽しみ方も様々あります。
また、「カシスオレンジ」などリキュールの名前が入ったカクテルは、その使用するリキュール(この場合カシス)に沢山のメーカー、産地があります。
対して、カンパリは「カンパリオレンジ」、「カンパリソーダ」とカンパリというリキュールが一種類しか存在しない為、カクテルの名前に単体のリキュール名が入っている事になり、不動のブランドを確立したリキュールでもあります。
今回は、そんなイタリアの不動ブランド【カンパリ】の魅力と楽しみ方、また同じように人気のあるオレンジベースのリキュールを合わせてご紹介したいと思います。
イタリアのリキュールとしてこちらもおすすめです
カンパリとは?
冒頭でも少し触れましたが、オレンジをベースに作られた「カンパリ」は更に数十種類の材料で造られるビター系のハーブリキュールです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、主に※アペリティーヴォとして楽しまれる定番の一つでもあります。
※アペリティーヴォとは食前酒の事で、食欲を促し食前の時間を楽しむものです。(シャンパンやシェリー酒、マティーニなどもそれにあたります。)
味わい・楽しみ方とカクテルレシピ
オレンジ風味に複雑でさわやかなハーブの香りと甘さ、ビター系ならではの苦味が特徴のカンパリ。
そのままでも楽しめますが、味わいが濃い為、氷を入れたロックスタイルにレモン果汁を少量いれて楽しむとより爽やかになります。
また、それでもやや濃いめの味わいとなるので、初めはカクテルとして楽しむのをおすすめします。
定番のカクテルも作り方が簡単なので、家のみでも楽しみやすく手軽なイメージがあります。
今回はそんな定番も含めておすすめのカクテルをいくつかご紹介したいと思います。
カンパリ+〇〇〇
カンパリと相性が良い割りものは多くあり、カンパリ1に対して2~4の割合で混ぜれば作れてしまうカクテルもたくさんあります。
一例として…
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース
・ソーダ
・ジンジャーエール
・トニックウォーター
・ビール(カンパリビア)など
▼作り方の一つとして、こちらの動画でも紹介しています。
スプモーニ
炭酸と柑橘が入りさっぱりとしている定番カクテル。女性はもちろん、レシピも簡単なので家のみでもおすすめなロングカクテルです。また分量を変えることでアルコール度数を調整し、お好みにして頂ければと思います。
・カンパリ…20~30ml
・グレープフルーツジュース…30~40ml
・トニックウォーター…適量
ロンググラスに氷を入れ、カンパリ、グレープフルーツジュースを順に注ぎ混ぜる。
トニックウォーターで満たし、下からすくいあげるように静かに混ぜて完成。
オールドパル
古くからの仲間、友人という意味のカクテル。ウィスキーとカンパリのほろ苦さのバランスが良いカクテルですが、アルコールは高め。
・ライ・ウィスキー…20ml
・ドライベルモット…20ml
・カンパリ…20ml
ミキシンググラス(材料を混ぜるためのグラス)に氷を入れ、材料を順に注ぐ。
静かに素早く混ぜてカクテルグラスに注いで完成。
ネグローニ
ジンと柑橘系のバランスが良く、甘さが華やかで濃厚な味わい。
こちらもややアルコール度数は高めです。
・ドライジン…30ml
・スイートベルモット…30ml
・カンパリ…30ml
・オレンジスライス…1枚
氷を入れたロックグラスにオレンジスライス以外の材料を注ぎ混ぜる。
その中にオレンジスライスを飾って完成。
おすすめオレンジベース・ビター系リキュール
カンパリの他にもオレンジベースや、ビター系のリキュールが存在しますが、それぞれ個性、特徴も異なり、違った味わいなどが楽します。
また、カンパリの代わりに使用して作るカクテルもカンパリとは違った個性があり、楽しみ方の一つとしておすすめです。
マルティーニ・ビター
カンパリと原料や味わいが類似しているといわれることの多いマルティーニビターはマイルドで爽やかなビターが特徴。
アペロール
イタリアで食前酒として誕生したアペロールもオレンジ・ハーブ系リキュールの一つ。
マルティーニビターやカンパリに比べるとオレンジ風味も強く甘さやハーブ感が爽やかで炭酸との相性も良いです。
また白ワインやスパークリングと割っても飲みやすく女性にもおすすめです。
カンパリに無色透明が存在!?
カンパリといえば、綺麗な赤色の液体も特徴の一つ。
カンパリの製造元、カンパリ社は、その昔、ベリー系のリキュールとして「コーディアルカンパリ」というものを製造、販売していました。
その色は無色透明で、カンパリの持つハーブやオレンジ、ビターといった特徴がなくベリー系というだけあって、濃厚な甘さが特徴。
またカンパリは食前に楽しむリキュールに対して、コーディアルは食後酒として楽しまれていたそうです。
また、すでに販売が終了しており、入手困難なリキュールの一つでもあります。
まとめ
甘くも大人なビター系のリキュール【カンパリ】をご紹介しました。
食前酒とご紹介しましたが、楽しむタイミングは人それぞれです。食前酒としてもちろんおすすめですが、食前に限らずいろいろなシーンで楽しんで頂ければと思います。
またイタリアの代表的なお酒でもあるカンパリの魅力に触れることで、楽しみ方も増え、ちょっとイタリアにも触れた気分を味わえる!?かもしれませんね。
赤色が綺麗なカンパリでオシャレにカクテルを楽しむきっかけとなれば幸いです。
ではまた、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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