まるで杏仁豆腐のような香りのお酒『アマレット』は、アーモンドやココナッツをしのばせるような特徴のこはく色の種子系のリキュールであり、イタリアの特産酒。
映画から由来がきている有名なカクテル『ゴッドファーザー』もこのアマレットを使用したカクテルです。
また、諸説ありますが、アマレットには素敵な由来、誕生話があります。
今回はそんなアマレットについて楽しみ方を、ご紹介していきます。
その中で、実はアマレットという名前の銘柄は何種類もあります。
ここでは、数あるアマレットの元祖とも言える有名な『ディサローノ・アマレット』を例に紹介していきます。
今回の記事の後半では、寝る前のちょっとした時間に楽しめるとして、カクテルを題材に楽しく動画配信されている動画もおすすめとしてご紹介します。
チャンネルが気になる方はこちらから
ゆっくり味わいたいアマレットの楽しみ方として合わせてご参考になればと思います。
アマレットとは
冒頭でも触れましたが、アマレットは種子系のリキュールです。
主な原料として、アーモンドではなく、アンズの種子の『杏仁』と呼ばれる核の部分を使用し造られます。
中華のデザートでおなじみの杏仁豆腐と同じ原料で、その香りも近いものがあります。
アマレットの起源、由来となる一つの伝説
アマレットの名前の由来となった舞台は、1525年、イタリア、ミラノ市の北部にあるサローノ村のサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂。
キリスト誕生のフレスコ壁画を書くためにベルナルディーノ・ルイーニという画家は町の民宿に泊まりながら聖堂に通ってその壁画を描いていました。
その民宿には、若く美しい女主人が経営しており、ベルナルディーノはその美しさにひかれていきます。
そして彼女をモデルに、壁画に描く聖母マリアの顔を描き、また彼女にも肖像画を描いて贈りました。
二人の仲は深まり、いつしか、二人には愛する気持ちが芽生えます。
彼女は贈り物のお返しとして甘い香りのお酒(リキュール)を作ります。
その時に贈られたものがアマレットの始まりとなり『愛のお酒』とも呼ばれました。
その後、19世紀頃にそのお酒が復元され、それが現在のアマレットとして今も人気のリキュールの一つとして広まっています。
ちなみに、このアマレットという名で類似品が発売されるようになります。
元祖と呼ばれるアマレットは、混同を避けるため、1992年”ディサローノ・アマレット”(サローノ村のアマレット)という名前を付けて今にいたります。
アマレットの製法、味わい風味とは?
アマレットは、アンズの核「仁」を主な原料に、「仁」の蒸留液に10種類以上のハーブや果実を抽出します。
その後、アルコールを配合、熟成させて造られます。
味わいとして、甘さの中にも、ややほろ苦さが感じられます。
杏仁豆腐のような、甘い芳醇な香りとアーモンドに似た香りに上品な甘さが合わさった存在感のあるリキュールです。
口当たりも良く、飲みやすいアマレットのアルコール度数は28度。
他のリキュールよりもやや高めなので割り方や飲み方は自分に合ったものを選びましょう。
オススメの楽しみ方
牛乳で割るとまるで飲む杏仁豆腐になるこのアマレット。
実はサッパリとした柑橘系や、ジンジャーエール、ソーダとも相性は抜群です。
また意外にもウーロン茶で割ればアイスティーの様な飲みやすさになります。
その他、定番としていくつかアマレットをつかったカクテルもあり、ここではおすすめとして二つご紹介します。
ゴッドファーザー
・ウィスキー・・・45ml
・アマレット・・・15ml
ロックグラスに氷をいれて、材料を順に注ぎ軽く混ぜて完成。
フレンチコネクション
・ブランデー・・・45ml
・アマレット・・・15ml
※作り方は『ゴッドファーザー』と同様です。
分量は一般的なレシピです。
お好みで変えて頂ければと思います。
また、ややアルコール度数が強いカクテルなので、飲み方に注意。
動画で楽しむカクテル『ゴッドファーザー』
冒頭でも書いた通り、カクテルを題材に、動画配信されているBARがあり、おすすめとしてご紹介します。
動画チャンネル『Ne:Bar』では寝る前のひと時の時間を、楽しく過ごせるような、内容と、カクテルの知識や作り方など楽しく紹介されています。
私も好きで、寝る前の寝酒と共に観ている、おすすめの動画です。
興味がある方、また気になった方は是非ご覧頂ければと思います。
まとめ
杏仁豆腐のような香りのお酒『アマレット』を今回、ご紹介しました。
カクテル以外にお菓子作りにも重宝されるこのアマレットは非常に上品なお酒で世界中で愛されているリキュールの一つ。
愛のお酒として素敵な由来、また映画のタイトルから付けられたカクテルなど、楽しみ方は調べることで深まりました。
また、今回は合わせて楽しみたい一つとして、おすすめの動画もご紹介しました。
ゆっくり楽しみたいアマレットの楽しみ方として、ご参考になればと思います。
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