【カクテル】に使用するリキュールの中で世界でもシェア広く、定番として最も有名と言っても良いリキュールと言えば【カシスリキュール】ですよね。
居酒屋をはじめとした飲食店はもちろん、カクテルに限らず、お菓子やデザート、スイーツの定番としても使われるカシス。
では、そんなカシスですが、そもそも何かご存知でしょうか?
中にはブルーベリーだと思われている方も少なくないと思います。
今回はそんな【カシス】とは何か?という説明に合わせておすすめのカシスリキュール、定番カシスを使ったカクテルを合わせてご紹介したいと思います。
カシスとは?
ベリー系であるカシスは、その需要から書物やネットで調べてもベリー系とは別枠で紹介されているほど有名な果実です。
実際の属科はスグリ科に属する果実。
そんなカシスは日本名で「黒スグリ」と言い、世界で最大の産地はポーランド、日本では青森県が国内では一番生産されています。
ちなみに赤カシスと呼ばれるものが存在します。
黒スグリ「カシス」とは別種でフサスグリという植物の一つ。
ヨーロッパ原産で、味は酸味がやや強く、加工用に使われるのが一般的です。
※後にご紹介しますがカシスと同じように赤カシスにもリキュールがあります。
クロスグリ(黒酸塊、別名クロフサスグリ、英名ブラックカラント (Blackcurrant)、学名Ribes nigrum)は、小さな食用の果実をつける温帯性の落葉低木。カシス(仏: Cassis)とも呼ばれる。果実は黒に近い濃紫色で、ビタミンCやアントシアニンが豊富。他のスグリの仲間と同じく、スグリ科スグリ属に分類される
出典ーウィキペディア
おすすめのカシスリキュール・シロップ
カシスリキュールをはじめ、多くのリキュールはメーカーやブランドによって様々あり、カシスも同じように数多くあります。
基本的には「クレーム・ド」と書いてあるものは甘めのタイプというイメージ。
好みに合わせてアルコール度数の違いや、値段などでお好みを探していただければと思います。
ここでは、その中でもおすすめをいくつかと、合わせてノンアルコールカクテルや、スイーツ、料理のソースのも使えるシロップもご紹介したいと思います。
※他の果実系、特にベリー系のリキュールにも言えることですが、開封後、要冷蔵もしくは冷暗所に保管と書いてあります。
そのまま常温で保管してしまうと酸味や味に劣化として変化が起こり、カシスにいたっては赤茶色っぽく濁ります。
開封後は冷蔵保管し、劣化を目安に使用期限と考えて頂ければと思います。
(ルジェ)クレーム・ド・カシス
定番と言えばこのルジェシリーズのカシスリキュール。
厳選されたカシスを使用したこのリキュールは定番と言われるほど風味、味わいと共にバランスが良くカシスの良さを最大限に活かした、元祖カシスリキュールです。
(マリーブリザール)クレーム・ド・カシス
コスパを含めておすすめならこちらのカシスリキュール。
繊細な酸味とコク、上品な味わいでプロが使用しているところもあるほど、バランスが良いリキュールです。
(フィリップドブルゴーニュ)クレーム・ド・カシス
ワンランク上のカシスリキュールならこちら。
濃厚で香りのよいこのリキュールは、いつものカクテルも高級感なしあがりとなり、味わいも更に深く楽しめる一本です。
(本坊酒造)望月 青森カシスリキュール
ウィスキー、クラフトジンと共に有名な本坊酒造が作るカシスリキュール。
青森カシスを使用し時間をかけてじっくりと仕上げ、香料、添加物を使用せず、程よい酸味と芳香な香りが特徴のリキュールです。
ラデュセス・レッドカシスリキュール
冒頭でもご紹介した赤スグリ(赤カシス)とカシスをブレンドしたリキュール。
赤カシス本来の綺麗で鮮やかな赤色、甘酸っぱく上品な味わいで、様々な素材とも相性が良い一本です。
(モナン)カシスシロップ
フランスの老舗ブランドの「モナン」シリーズの一つであるカシスシロップはカシス本来の甘酸っぱさが活かされていて、色合いも鮮やか。
ノンアルコールカクテルはもちろんスイーツやソースにも重宝できるおすすめのシロップです。
カシスのおすすめカクテル
ここでは定番とおすすめのカシスリキュールを使ったカクテルをご紹介します。
定番なゆえに知っている方も多いと思いますのでレシピの確認や「どんなのあったっけ?」と思い出すきっかけとしてご覧頂ければと思います。
また後半でもご紹介しますが、作る際、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、仕上がりが変化し、普段のカクテルが劇的に変わります。
興味がある方は、是非試して頂ければと思います。
カシス+○○〇で作るカクテル
カシスリキュールは、定番の【カシスオレンジ】のようにカシス1に対して割りもの3~4の割合を混ぜるといった比較的、簡単に作れるカクテルが多く存在するほど万能なリキュール。
ここでは簡単なレシピとして割りものの一例をご紹介したいと思います。
割りもの一例
- ソーダ系(トニックウォーター、ジンジャーエールなど)
- オレンジジュースなどのフルーツジュース
- ミルク
- ウーロン茶
- ワイン系(赤・白・シャンパンなど)
- ビール
※ミルク以外のカクテルに言えるのですが、少し甘すぎると思ったら、レモン果汁を少量調整して使用するとさっぱり感が出ます。
カシスソーダの作り方【動画】
ちょっと作り方を覚えるだけで、味わいや仕上がりが変わる方法として、動画でも紹介されていたのでご紹介します。
興味がある方は是非ご覧ください。
※ミルクとレモン果汁は分離しやすく混ざりにくいので使用しない方が無難です。
他にもジンベースのパリジャンやテキーラベースのエルディアブロなど、アクセントとして使われているカクテルも多くあります。
今回は、その中でも家で簡単に組み合わせ出来るものをメインとしてあげました。
まとめ
定番のカシスリキュールですが、楽しみ方を改めてご紹介しました。カシスは飲んだことあるけどそもそもカシスって?と思っていた方は少なくないと思います。
一つにカシスリキュールと言っても種類もたくさんあり、今回のご紹介以外にも様々。
これをご参考に楽しみ方の一つとして、また話のネタや新しいカクテルを模索するためのきっかけとなればと思います。
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