ウォッカベースのカクテルの中で、人気のあるカクテル「モスコミュール」。
レシピも、とてもシンプルで、ウォッカをジンジャーエールで割ってライムを絞ると、簡単に作れてしまうので、自宅でも楽しめるカクテルでもあります。
また、銅のマグカップで作るのが定番で、見た目にもオシャレなカクテル。
今回は、そんな「モスコミュール」誕生と由来に合わせて、作り方や楽しみ方をご紹介します。
また、以前の記事でもご協力頂き、ご紹介した動画『Ne:Bar』さんに今回も合わせて楽しんで頂ければと思い、動画を紹介しています。
前回の記事はこちらから
・【アマレット】とは「杏仁豆腐のようなリキュールの楽しみ方」
寝っ転がって楽しむBarトークとしてゆっくりしたい時、お酒を楽しむ時のお供に楽しんで頂ければと思います。
『Ne:Bar』のチャンネルはこちらから
モスコミュールとは?
冒頭でもご紹介しましたが、ウォッカをベースにジンジャーエールで割りライムを絞り入れるロングカクテルです。
その爽やかですっきとした口当たりの良さから、女性にも人気のカクテル。
また作る人や、お店によってレシピも違い、ウォッカの選定からジンジャーエールを甘口から辛口にしたりと、味わいも様々。
また生の生姜をすりおろして入れたりと好みや作る人によっても違います。
また、後半でご紹介しますが、モスコミュールは銅製のマグカップで飲むのが正しいとされています。
BARなどではモスコミュールは、銅製のマグカップを使うお店も多くあります。
ウォッカとは?
ロシアやウクライナやエストニアなど東欧の旧ソ連圏、スウェーデンやノルウェーなど北欧圏、ポーランドやスロヴァキアなど中欧圏で製造されている蒸留酒。
出典 -ウィキペディア
日本の酒税法上はスピリッツに分類される。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とし、蒸留後、白樺の炭で濾過して作る。このため、エタノール成分を除けばほぼ無味無臭無色である。ただし、フレーバー(フレーバード、フレイバード)・ウォッカのように、香味が付けられているものも存在する。
「 モスコミュール」という名前の由来
モスコミュールの「モスコ」はモスクワの事で、ロシアの代表的なお酒であるウォッカをベースに使っている事から付けられています。
「ミュール」は、ロバと馬の交雑種である動物のラバの意味。
ラバは後ろ足で蹴る習慣があり、ラバの蹴りの様に、パンチのあるお酒という意味合いと、頑固者という意味もあります。
モスコミュールが広まる頃、ジンジャーエールもジンジャービアというアルコールのあるモノだった為、パンチのあるという意味も炭酸と共に納得できる名前ですよね。
当時、ジンジャービアが輸入されなかった為、代わりにジンジャーエールで代用したのが今のモスコミュールの原型。
ピリッと生姜の効いた新しいジンジャービア(ノンアルコール)も今では販売されています。
本場の、また更に美味しいモスコミュールを作りたい方はこちらで楽しむのもおすすめです。
おすすめはこちら
モスコミュールの歴史
実はモスコミュールの誕生にはいくつか説があります。
1940年、ハリウッドのジャック・モーガンというバーテンダーがイギリスのリキュールである「ピムス NO.1」を使ったカクテルのために大量に仕入れたジンジャービアの在庫を処分するために考案したとされている説。
その背景にはウォッカの販売がうまくいかず同じように困った営業と銅のマグカップを大量に抱えた三人が協力して作られた説。
またその三人は友人同士だったと言う話もあります。
その他、1946年にスミノフブランドのウォッカの販売促進のため、スミノフを使った手軽に作れるカクテルを製造元のヒューブライン社が紹介した為、広がったという説。
このバーテンダーがヒューブライン社と協力してなど繋がっているようでやや諸説ありますが、理由や目的は一致しているとも言えます。
モスコミュールのレシピ
一般的なモスコミュールのレシピをご紹介します。
ちょっとしたポイントを、おさえるだけでも更に美味しくなる方法をご紹介します。
レシピ
- ウォッカ(メーカーはお好みで)・・・40ml
- フレッシュライム果汁・・・ 5〜10ml
- ジンジャーエールorジンジャービア・・・ 適量(full up)
- ライムカット ・・・1/8カット
作り方
グラス(あれば銅製のマグカップ)に氷を8分まで入れる。
ウォッカ、ライム果汁、ジンジャーエールと順にそそぎ、混ぜて、ライムカットを入れて完成です。
動画で作り方・楽しみ方を紹介している『Ne:Bar』でも作り方のポイントや、作り方を詳しく紹介しています。
こちらも合わせて是非ご覧ください。
ポイント
氷は製氷機や冷蔵庫の備え付けのものよりは、売られているかたい氷を使用すると溶けにくく、飲み終わるまで変化せずゆっくり飲めます。
ウォッカの量は40mlとご紹介しましたが、お好みや、アルコールを抑えたい、スッキリ飲みたいなどで、変えても面白いと思います。
ジンジャーエールorジンジャービアはゆっくりそそぐ事で炭酸抜けを最小限に抑えます。
混ぜる際も3、4回程度混ぜた後、下から上へ氷を少し持ち上げるよう感じで上下に混ぜます。
アルコールと炭酸がきちんと混ざり、炭酸のシュワシュワ感をうながします。
ライム果汁にライムカットも入れますが、ライムカットは軽く絞る程度で入れる事で、皮の苦味がでにくくなります。
更に皮から出る香りが、上辺に漂うのでずっとライムの爽やかな香りを常に残したまま最後まで楽しめます。
まとめ
今回は、定番で人気のあるカクテル「モスコミュール」をご紹介しました。
一杯のカクテルに、その誕生からの歴史や由来など、諸説ありますが、調べてみると様々な説がありました。
自宅でも簡単に作れるという事で、更に美味しく作れるポイントもご紹介しました。
ご参考に、自宅で好みを探求するのも面白いと思います。
ご興味がある方は是非試して頂ければと思います。
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