身近な果物の一つである【グレープフルーツ】ですが、スーパーなど店頭に売られている中に「ホワイト」や「ピンクもしくはルビー」と書いてあるグレープフルーツを見かけたことありませんか?
見た目にも違うこの二種類のグレープフルーツですが、「そもそも何が違うの?」ってちょっと疑問ですよね。
そんな疑問から、今回はジュースはもちろんフレッシュを使ったノンアルコールカクテル【モクテル】にも大活躍のフルーツでもあるグレープフルーツの違いを解説すると共に、楽しみ方をご紹介していきます!
是非、ご参考になればと思います。
そもそもグレープフルーツとは?
意外にも歴史のあるグレープフルーツの誕生は、1750年代。西インドの島でブンタンとオレンジが自然に合わさってできたものが発見されたのが始まりとされています。
その後、アメリカのフロリダ、ついでテキサスやカリフォルニアなどにも伝わり、大規模生産が開始されました。
また、日本にはアメリカから1915年に伝わりましたが、寒さに弱いグレープフルーツは、当時の日本では作るのが難しかったようです…また、昭和の初めごろに、日本に輸入されるようになりましたが、その頃は高価で手が出ないほど高級品だったそうです。
その後、1971年にはグレープフルーツの輸入が自由化されたことによって、庶民でも気軽に食べられるフルーツの一つとなり、古くから歴史のあるグレープフルーツですが、今では手軽に購入でき、ジュースやお菓子など多種多様に使用され、楽しんでいますよね!
ちなみに、ぶどうの【グレープ】と間違えやすい【グレープフルーツ】という名前は、1本の枝にブドウのようにたくさんの実を付けることからその名がついたといわれています。
ピンクとホワイトの違い
色味も合わせて、ピンクとホワイトを比べてみると実はいろいろな違いがあります。
ここからは、比較としてその違いを解説していきますので、好みに合った選び方や、知識としてご参考になればと思います。
色、味
ホワイト「マーシュ」
黄色いグレープフルーツがマーシュと言い、果肉が白いのでホワイトと呼ばれます。
味わいは強い酸味があり、少し苦味があります。
ルビー「ピンクマーシュ」
ピンクグレープフルーツのことをピンクマーシュと言い、果肉が赤いのでルビーと呼ばれます。
味わいはホワイトに比べて酸味が少し控えめです。
旬の時期は?
二つとも、旬の時期は2月下旬から5月下旬。
ルビーはシーズンの終わりごろになるとピンク色が増します。
※また他にもルビーよりも果肉が赤い、スタールビー、リオレッドや、酸味が少なく甘い、スウィーティー、メロゴールドなども仲間としてあります。
栄養素
「グレープフルーツは栄養豊富!」
今回は特に女性が気になる、そんなグレープフルーツに含まれる栄養素も簡単な解説と共にご紹介していきます。
ナリンギン
ポリフェノールの一種、「ナリンギン」は、皮の近くにたくさんあり、グレープフルーツの苦味の元になっている成分です。
血中脂肪酸を分解するはたらきや、花粉症などのアレルギー症状を緩和するはたらき、免疫力をたかめるはたらきがあるといわれています。
また、食欲を抑制するため、ダイエットにも効果的です。
ビタミンC
グレープフルーツといえばビタミンⅭ☆
グレープフルーツ1個に、1日の摂取量のほとんどを満たせるほどのビタミンCが含まれていると言わています。ビタミンCは、美白効果だけではなくストレス緩和にもなります。
イノシトール
抗脂肪肝ビタミンと呼ばれています。肝臓につく脂肪を抑えたり、腸の筋肉に働きかけて便秘の解消、肝機能の向上も期待できます。
チアミン
疲労回復に効果的で、不足すると、疲れ、食欲不振、手足のしびれ、むくみなどを引き起こします。
葉酸
胎児の発達に重要な成分で、妊婦さんには必須です。また、造血作用があるので、貧血の予防や、授乳期にも大事な成分。
ナイアシン
タンパク質、糖質、脂質の代謝に不可欠な成分です。また、アセトアルデヒドを分解してくれるので、二日酔いにも◎。
リコピン
ルビー グレープフルーツの赤みはこのリコピンです。カロテンの一種で、体内でビタミンAに変化し、皮膚や目などの粘膜を強化します。また、血流を改善して生活習慣病予防、紫外線から肌をまもる効果があるため、老化防止にもなります。
グレープフルーツの選び方
美味しいグレープフルーツの特徴は、形が良く、外側に凹みがないこと。
また、表面にツヤと張りがあるものは新鮮で、ずっしりとした重量のあるものは実が詰まっていますので、ご参考に知識、ポイントとしておさえておきましょう。
そしておすすめの産地として…
グレープフルーツを買うなら【フロリダ産】のものを狙ってください!
一年中温暖で亜熱帯性の特徴をもつフロリダは、雨も多いですが日差しもしっかりとしていて、ミネラル、カルシウムを豊富に含んだ豊かな土壌が広がるグレープフルーツにとって天国のような環境です。
組み合わせ【モクテル】で楽しむ
グレープフルーツ単体でも十分美味しいのですが、ここでは組み合わせの提案【モクテル】としていくつかおすすめの組み合わせをご紹介します。
【モクテル】についてはこちらの記事で紹介しています。
これから説明するレシピの【グレープフルーツ】は、ジュースもしくは果汁どちらでもお好みに合わせて選んでください。
分量は全体量の1/2ずつを基準に。上記の記事をご参考にグレープフルーツを選んだり、材料など含め、お好みで調整して頂ければと思います。
また作り方としては、基本的にグラスに材料を順に注ぎ、混ぜるでOKです。
グレープフルーツ×紅茶
疲労回復を期待できると言われているのでオススメです。
グレープフルーツ×トニックウォーター
barなどでも使われる鉄板の組み合わせです。ほろ苦さと、さっぱりとした大人な味わいが特徴。ライム果汁などを少量いれるとさらにすっきりとします。またほかの炭酸(ジンジャーエールなど)の代用もおすすめです。
グレープフルーツ×フルーツジュース
いわゆる【ミックスジュース】ですが、分量やジュースの組み合わせによって、色はもちろん味わいも変化し、好みに合わせてアレンジしやすい組み合わせです。
※特におすすめはクランベリージュースとの組み合わせ。赤色がオシャレで、甘酸っぱくさっぱり仕上がります。
グレープフルーツ×シロップ
シロップもいろいろなメーカーがあるのでお好みで良いと思いますが、このサイトでも何度か紹介したことがあるシロップ【モナン】との組み合わせはおすすめです。
種類が豊富なので、自分好みのシロップがみつかりやすいと思います。ちなみに使用する場合は少量ずつ加えて、良く混ぜて調整してください。※シロップは比重が重く、グラスの底にたまりやすい為。
まとめ
今回は身近な存在のフルーツである【グレープフルーツ】について解説、楽しみ方をご紹介しました。
栄養素も豊富で、ノンアルコールカクテルにも最適なフルーツ、もちろんそのまま食べても美味しいのでサラダにって方もいますよね!
選び方にもコツがありますが、見分けやすいと思うので、グレープフルーツを買う時のポイントとして、また組み合わせについても楽しみ方の一つとして、ご参考にして頂ければと思います。
▼こちらの記事もあわせてどうぞ
コメント