フランス生まれの黄色い香草・薬草系リキュールである「スーズ」をご存知でしょうか?
知らない方もいると思いますが、「黄色のカンパリ」と呼ばれ、愛飲している人もおり、昔から人気のあったリキュールの一つです。
今回は、そんな香草・薬草系のリキュール「スーズ」について、楽しみ方と合わせてご紹介したいと思います。
▼カンパリについてはこちらから
スーズとは
フランス原産のリキュールであるスーズはハーブ系のリキュール。
リンドウ科の植物であるゲンチアナという植物の根を主に、原料として使用し造られます。
スーズには消化を促進する効果があるといわれており、フランスではアペリティフ(食前酒)として飲まれています。
また、有名な芸術家であるピカソやダリが愛飲していたことでも知られており、独特のほろ苦さと甘み、清涼感のある味わいが特徴です。
スーズの特長である苦みをもたらすゲンチアナ(リンドウ科)。苦味料として使用するゲンチアナのうち、オーヴェルニュ地方に自生する野生のものを50%使用することで、ゲンチアナの本来の苦みをさらに際立たせた味わい。 残りの50%には北フランスやオーヴェルニュ地方で栽培されるゲンチアナを使用することで、カクテルにしたときの色合いと甘苦みのバランスを調整しています。
出典ーペルノ・リカール・ジャパンより「スーズ/味わいと特徴」
今までは1000ml、700mlと二種類販売されていたが、現在は、1000mlが終売となり、700mlボトルのみ販売されています。(2020年7月時点)
アメールピコン
フランス産のビター系薬草リキュールに「アメールピコン」があります。
こちらもスーズ同様にリンドウ科のゲンチアナを使用しています。
その他、柑橘の皮、キナ樹皮が使われており、スーズとはまた違った雰囲気の味わい、苦味があります。
合わせて覚えて頂ければと思います。
スーズを使ったカクテル
味わいとして、他の薬草系に比べ、柑橘にも似た風味で優しい印象もあります。
そんなスーズでおすすめなのが、炭酸系(ソーダ・トニックウォーターなど)で割って楽しむ方法です。
割合として、スーズ1に対して3~4の炭酸がおすすめ。
その他、カクテルにも使用されているので、少しご紹介したいと思います。
スーズ・ギムレット
・スーズ・・・ 45ml
・ライムジュース・・・ 15ml
すべての材料をシェイカーに氷と共に入れて、シェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
スーズ・スプモー二
・スーズ・・・30ml
・グレープフルーツジュース・・・30~45ml
・トニックウォーター・・・適量
ロンググラスに氷をいれ、材料を順に注ぐ。
最後にトニックウォーターで満たし、軽く混ぜて完成。
まとめ
今回は、フランス原産のハーブ系リキュール「スーズ」をご紹介しました。
「黄色いカンパリ」と呼ばれるように、ほろ苦さと甘さのバランスが特徴で、カクテルなど食前酒としておすすめのお酒です。
ソーダで割ると爽やかに、飲みやすくなります。
BARなどで見かけたら試してはいかがでしょうか?
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