【キュンメル】とは「惚れ薬と言われたハーブで造られるお酒」

スピリッツ

古くからヨーロッパを中心に『惚れ薬』と信じられていたハーブがあります。

それが今回ご紹介するお酒『キュンメル』に使用されている『キャラウェイ』というハーブの事で、人と人を結びつけるといういわれがあります。

そんなキャラウェイをつかったハーブの酒『キュンメル』。

名前を聞いてもあまりなじみが少なくピンとこないお酒だと思う方も少なくないと思います。

今回は、そんなハーブのお酒『キュンメル』をキャラウェイというハーブと共にその魅力や楽しみ方を合わせてご紹介したいと思います。

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キュンメルとは

冒頭でも触れましたが、キュンメルとはキャラウェイというハーブを主原料に数種類のハーブを加えたハーブ系のお酒です。

爽やかでキレのある味わいが特徴で、無色透明のお酒。

キュンメルはドイツ語で『キャラウェイ』を意味し、日本語では『ひめういきょう』というセリ科の植物に分類されカレーのスパイスをはじめ、料理に使う香辛料としても重宝されているハーブです。

また、キャラウェイは、『惚れ薬』の材料として用いられていたといわれており、あの【シェイクスピア】の小説にも登場するなど、魅惑的なエピソードが多く存在するハーブとしても有名です。

その他、消化不良などの薬草酒として重宝している国もあるそうです。

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キュンメルの種類

キュンメルにはいくつか製造方法や産地、分類によって種類が分かれています。

ベルリン・キュンメル

別名『ジャーマンキュンメル』ともよばれ、アルコール度数は40%、糖分10~20%あります。

アラッシュ・キュンメル

「アラッシュ」とは、帝政ロシア時代の貴族の荘園(しょうえん)の名で、ロシアンキュンメルともいわれており、アルコール度数は45%、糖分30%あります。

アイス・キュンメル

別名『クリスタルキュンメル』と呼ばれ、上記二つに比べて、アルコール分が強いのが特徴。

砂糖が結晶となって瓶の内側に付着していることから、クリスタルという名ついたといわれています。アルコール度数は50~60%、糖分約20%。

それぞれアルコール度数はもちろん、エキス分などにも差があり、『リキュール』として分類されています。

▼上記について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

参照:たのしいお酒.jp/リキュールのおいしい飲み方【キュンメル編】より

おすすめキュンメル

ここからは上記とは別におすすめの『キュンメル』をご紹介します。

当サイトでもいくつかご紹介した、ドイツのコルンというスピリッツの蒸留メーカーとしても有名な『オルデスローエ社』のキュンメルです。

トレンディー&ユニークを特徴としたフルーティーなリキュールを多く発信しているオルデスローエ社のキュンメルは、上記で紹介したキュンメルと違い、キャラウェイとスパイスを調合したハーブの蒸留酒です。

アルコール度数は32%と上記に比べ低く、爽快なキャラウェイの香りがあふれ、すっきりした切れ味の良いのが特徴です。※エキス分は2%

参照:株式会社ユニオンフード/オルデスローエより

楽しみ方として、ジンやウォッカブランデーなどほかのスピリッツとも相性がいい反面、ややアルコールが強めなカクテルが多く紹介されていることがあります。

柑橘系とも相性がいいので、アクセントとして使用したり、また炭酸系などで割って楽しむのもおすすめです。

まとめ

今回は惚れ薬の材料として使われているといわれているキャラウェイを使ったお酒『キュンメル』をご紹介しました。

カレーを含めてスパイスとして料理に使われるキャラウェイを主体に複数のハーブを使ったハーブのお酒で、いくつか種類があり、それぞれ特徴が違うということもおすすめと共に、合わせてご紹介しました。

キャラウェイには、人と人をつなぐという意味があり、恋人同士が一緒に楽しめば末永く幸せでいられるといわれているロマンチックなお酒です。

話のネタに、また興味がある方はご参考にしていただければと思います。

▼こちらの記事も合わせてどうぞ

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