日本酒の流行りとして、現在は、甘酸っぱく、香り高く、女性が好みそうなものとなっています。
この味わいは白ワインに通じるところがあり、ワイングラスで飲むとおいしいお酒も多数出てきています。
フランスで造られた日本酒「WAKAZE」など、その筆頭で、初めて飲んだ時、衝撃を受けたことを覚えています。
普通のお猪口と違い、ワイングラスで飲むと、明確に香りが感じられます。
やや上級者向けですが、口径が広いと、意図的にお酒を酸化させて、味の変化を楽しむこともできます。
今回は、新政を筆頭に、大注目を受けている秋田県から、「白ワインのように飲める日本酒」を3本紹介していきます。
白ワイン好きやトレンドの日本酒に興味がある方のご参考になればと思います。
山本酒造店 山本 和韻(わいん)
こちらのお酒の最大の特長は、シャルドネ用のワイン酵母で造られたことです。
蔵元さん曰く、神頼みで造られたお酒(笑)
メロンやバナナのような香りの中に、白ブドウのようなニュアンスも広がり、口に含んだ後も、優しく香ります。
甘味、旨味、酸味のバランスが良く、非常に爽やかで上品な酒質になっています。
冷蔵庫でよく冷やして、シャンパングラスや、シャルドネグラスで楽しむと◎。
口当たりが優しく、旨味の強い、カマンベールチーズと合わせるのがおススメです。
値段は720mlで1700円程(税込)とリーズナブル。
山本さんはとてもユニークなお酒を造ることでも有名で、凍らせて飲む「ブルーハワイ」や、白麹を使用して造る「ストロベリーレッド」など、飲んでおいしい、見て楽しいお酒が多数あります。
和韻も含め、見かけたらぜひ買ってほしい一本です。
齋彌酒造 雪の茅舎 美酒の設計
非常にフルーティーで香り高いお酒です。
口当たりはとても滑らかで、まさに絹のよう。
綿菓子のような甘味がありますが、飲み下した後は、それが幻だったかのように消えていきます。
バランスが良く、雑味が少なく、後味がスッと切れるため、万人におススメできるお酒です。
食前酒や食後酒としても優秀で、おつまみを選びません。
冷蔵庫でキリっと冷やして、より香りを感じられる、ブルゴーニュ型のワイングラスで楽しんでみてください。
余談ですが、齋彌酒造は、NHKの番組「プロフェッショナル~仕事の流儀」にも取り上げられるほど、
今、大注目の酒蔵さんです。
お酒も大人気で、特に都心部では品薄状態が続いています。
通販で買えるお店が多いようなので、ぜひ検索してみてください。
値段は720mlで2000円程(税込)。
新政酒造 No.6
言わずと知れた超人気酒、No.6のXタイプです。
白ワインを思わせる、フレッシュな香りと、白桃やマスカットのような香りが融合。
口に含んだ瞬間、ぴちぴちと炭酸のような発泡感が感じられます。
濃厚な甘味と旨味がありながらも、後味は非常に爽やかに切れていきます。
新政酒造のお酒は全て生酛造りなので、しっかりした酸味がありますが、きめ細やかな甘味がそれを包み込んでいるように感じます。
冷蔵庫でしっかり冷やして、シャンパングラスでどうぞ。
酸味が強いので、ドライフルーツなどと好相性です。
リッチな洋食のコースの食後酒として、しみじみと楽しんでみてはいかがでしょうか。
入手難度はとても高いです。
普通の酒屋さんにはまず置いていないですし、蔵元さんから、店頭に出さないで欲しいというお願いをされているようです。
新政酒造の特約店さんに頻繁に通って、常連になり、店舗の裏に隠されたNo.6を買う、というのが、一番早く入手できる方法だと思います。
値段は通常720mlで定価3100円程(税込)。
まとめ
今、日本酒界の大転換期とも言える時期で、白ワインのように飲めるお酒がどんどん増えてきています。
日本酒の海外進出が盛んなので、この流れはしばらく続いていくでしょう。
当サイトでは、日本酒に関する記事も頻繁に更新していきますので、楽しみにしていてくださいね。
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