様々な種類の材料を使って造られるリキュール。
ハーブなどの香草や薬草、フルーツやナッツ類などまたメーカーによっても様々あります。
その中で『特殊系リキュール』の一つとして挙げられるのが今回ご紹介するオランダが発祥の【卵】を使ったリキュール『アドヴォカート』です。
デザートのような濃厚な甘さが特徴のアドヴォカートについてと、合わせて楽しみ方などご紹介したいと思います。
デザート系のカクテルのアイテムの一つとしてご参考になればと思います。
アドヴォカートとは
20世紀初頭にオランダで生まれたクリーム系エッグリキュールのアドヴォカート。
クリーム系といわれている乳液状のリキュールの事を『イマルションリキュール』と総称され、中でも有名なのはベイリーズやモーツァルトチョコレートクリームなどがその代表格。
その先導役と言われているのがアドヴォカートなのです。
濃厚なカスタードクリームのような甘さと乳液状の粘度を持っているのが特徴。
19世紀ごろオランダの農村で卵黄と砂糖を使って造った自家製卵酒が始まりとされており、その後リキュールメーカーによって製品化されます。
名称のアドヴォカートは、オランダ語で【弁護士】という意味のあり、このお酒を飲むと弁護士のように弁舌爽やか(話がすっきりと聞きやすい)になるところからその名が愛称として付けられました。
現在では、ブランデー、卵、砂糖、バニラなどが使われて作るのが主流となっています。
アドヴォカートのカクテルレシピ
ここではいくつかアドヴォカートの楽しみ方としてカクテルレシピをご紹介します。
味わいの特徴からミルク系が合うと思われますが、それ以外にも様々な合わせ方があるのでご参考にいていただければと思います。
エッグノッグ
ミルクセーキやプリンのような濃厚な甘さが特徴の定番カクテル。
【材料】
・アドヴォカート・・・30ml
・ミルク(牛乳)・・・60ml
【作り方】
氷を入れたロックグラスに材料を順に注ぎ、よく混ぜて完成。
スノーボール
ライムの酸味と炭酸で爽やかなヨーグルトのような味わいのロングカクテル。
【材料】
・アドヴォカート・・・30~45ml
・ライム果汁・・・5~7ml
・ソーダ・・・適量
【作り方】
ロンググラスにアドヴォカート、ライム果汁を注ぎよく混ぜ、氷を入れる。
ソーダで満たして炭酸が抜けすぎないように混ぜて完成。
ディスカバリー
ジンジャーエールが甘さにコクと深い味わいプラスされ更に炭酸ですっきりと口当たりも良いカクテル。
【材料】
・アドヴォカート・・・45~60ml
・ジンジャーエール・・・適量
【作り方】
氷を入れたロンググラス(タンブラー)にアドヴォカートを注ぎ、ジンジャーエールで満たす。
炭酸が抜けすぎないように混ぜて完成。
その他、フルーツジュースで割ったり、またお菓子作りの材料としてもおすすめです。
アドヴォカートの賞味期限・注意点
冒頭でもご紹介した通りアドヴォカートは卵を使ったリキュールと特殊なお酒です。
その分、他のお酒に比べ扱いに対していくつか注意点があります。
まず、他のお酒(特にクリーム系)でもあることですが、開封後は必ず冷蔵庫で保管します。
また、消費として2~3か月で使い切るのが良いとされています。
まとめ
今回は、特殊系リキュールの一つアドヴォカートをご紹介しました。
オランダ発祥のエッグリキュールのアドヴォカートは濃厚なカスタードクリームのような味わいが特徴のお酒。
ミルクはもちろん炭酸系とも相性がよく、カクテルも多くありデザートカクテルにおすすめの一本です。
消費としていくつか注意点もお伝えしましたが、あくまで目安なので、購入の際は品質の開封後は品質の確認を定期的にすることをおすすめします。
新しいカクテルの一つのアイテムとして、またデザートの材料としてご参考になればと思います。
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