お誕生日に贈りたい!南アフリカワイン

ハウツー

最近では、「南アフリカのワイン」を目にする機会が増えてきました。

南アフリカは、ワイン産地としての歴史を360年以上持つ、有名産地の一つ。

比較的手が届きやすい価格で手に入れることができ、それでいて高品質なワインに出会える、とても素晴らしいエリアです。

そして、近年、誕生日祝いの贈り物にぴったりな特徴を持っているのですが・・・

今回は、その秘密とともに「南アフリカワイン」を解説していきます。

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南アフリカってどんなところ?

南アフリカはその名の通り、アフリカ大陸の最南端に位置しており、地域ごとに異なる気候の表情を持っています。

また、年間を通じて温暖で雨が少ないという特徴があります。

なかでも南西部にあたる西ケープ州の沿岸にブドウ栽培が集中しており、この西ケープ州は地中海性の気候。

南極からの海流の影響と潮風の影響もありやや冷涼で、昼夜の寒暖差もしっかりあるという、ブドウの栽培に適した気候を持っています。

また、春から夏にかけて「ケープドクター」と呼ばれる強い乾燥した風が吹くことで、虫やカビの被害も少なく、自然と調和したワインづくりが行われています。

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南アフリカワインの特徴

南アフリカの最も代表的な品種と言えば「シュナンブラン」。

この白ワイン用ブドウ品種の栽培において南アフリカは世界最大の産地です。

しかしながら、近年は赤ワイン用のブドウがどんどん拡大しており、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シラー」の栽培が増えてきています。

また、南アフリカ独自の品種としては「ピノタージュ」なども有名です。

南アフリカは、これら品種をブレンドしてリリースすることが多く、たとえば赤ワインでは「ボルドーブレンド」と呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを軸にして、まるでフランスのボルドーのように重厚で気品のあるテイストのワインなどを生み出しています。

南アフリカの固有品種「ピノタージュ」をブレンドした赤ワインや、主力品種の「シュナンブラン」をブレンドした白ワインに対して、「ケープブレンド」という表現が用いられるなど、南アフリカのブレンドスタイルをよく表しています。

南アフリカワインのユニークな取り組み

南アフリカ独自の取り組みとして、ぜひご紹介したいのがオールド・ヴァイン・プロジェクト、という古木を認証する制度です。

これは、樹齢35年以上の古木を使用してワインを醸造した場合に、その古木の植樹年を証明する制度で、なんとその古木が植えられた年次が記載されたステッカーがボトルに取り付けられています。

古木は、どうしても時間とともにブドウの収穫量が減ってしまうのですが、その分凝縮感が高まり、非常に高品質なワインを生み出してくれます。

この、古木、という切り口で認証を行い品質に対する情報を発信することは、非常にユニークな取り組みとして今まさに注目を浴びています。

4.まとめ

今回は、「南アフリカワイン」を解説しました。

日本において南アフリカの注目度は上がっており、実際の店先でも目にすることが増えてきました。

比較的手に取りやすいお値段であることも多く、その上、ボルドーブレンドのワインなどは本家ボルドーとも遜色ないクオリティを見せてくれます。

そして、オールド・ヴァイン・プロジェクト

誕生日の贈り物でワインを選ぶ場合、生まれ年のヴィンテージワインを贈りたい、と思っても、その年次の古さ故、入手が難しかったり、値段であきらめることも多いと思います。

そのワイン生産年の代わりに古木の植樹年、という切り口で誕生年次をお祝いしたワインを言葉を添えて贈ることができれば、きっとお相手の喜びもひとしおです。

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