南米ペルーのお酒【ピスコ】を使ったおすすめカクテル

カクテル

【ブランデー】と聞くと、琥珀色を思い浮かべ、ストレートやロックで楽しむイメージ、またフランス産など産地でイメージされる方もいるかもしれませんね。

果実を原料に蒸留して作られるブランデーの種類に産地も様々で、その中に【ピスコ】と呼ばれるペルー原産のブランデーがあります。

あまり馴染みのない名前ではありますが、ペルー料理をはじめ日本でも広まってきています。

今回はそんなペルーのブランデー【ピスコ】の魅力と一度飲めばハマるかもしれない、美味しいおすすめの飲み方をご紹介します。

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ピスコとは?

そもそもピスコとは、南米ペルーの代表的なお酒で主にピスコ、イカ地域を中心に造られており、他の蒸留酒、ブランデーとは原料が異なり、ピスコ用のペルー原産のブドウ(ビティス・ビニフェラ・Lのブドウ種等)を使用します。

果汁には水を加えず、直接蒸留を行うという独特の造り方で、色は透明、もしくは淡い琥珀色で豊かで芳醇な口当たりとかすかな芳香が特徴です。

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ペルーとチリのピスコ

実はチリにもピスコというお酒が存在し、ピスコの定義について争いがあったそうです。

ペルーとチリの間で、ピスコの定義を巡って争いがある。しかし正式には、ピスコはペルーにあるピスコ地方で栽培されたブドウを伝統製法で作られたものをのみピスコと呼ばれている。

出典ーウィキペディア

チリとペルーではその製法も異なり定義についても記述がありましたが、それ以上に実は、チリはブランドではなく、質を重視したペルー産ピスコ最大輸入国でもあり、チリ人もペルー産ピスコの質を認めているところもあり、ピスコ愛と言う意味ではどちらも引けを取らないと思います。

ピスコの種類

造る工程の中に熟成というものがなく基本的には無色透明のホワイトリカーとも呼べるピスコですが、熟成を行わないかわりに使用されるブドウの量やまたその製造方法の違いによって大きく4つの種類に分ける事ができ、それぞれ特徴があります。

アチョラード (Acholado)

様々な品種をブレンドして造られたピスコ

アロマティコ (Aromatico)

香りの強いアロマティック品種のブドウで造られたピスコ 、その名の通り、香りが高く爽やか。

モスト・ベルデ (Mosto verde)

発酵途中のブドウ果汁を蒸留使用して造られるピスコ。ぶどうの使用量も多くぶどうの本来の味わいが楽しめるのが特徴。
*ベルデ(熟していない)

プーロ (Puro)

1種類の品種で造られる単一品種のピスコ。本来の味わいが楽しめるのが特徴。

おすすめの飲み方

ストレートや氷を入れてロックでピスコそのものの味を楽しむのもおすすめですが、アルコール度数が42度と高め。

ジンジャーエールやコーラなどで割っても楽しめますが、今回は合わせておすすめのピスコをベースにつくるカクテルをご紹介したいと思います。

ピスコサワー

世界的にも有名なカクテルで、芳醇な香りはそのままに、柑橘系の酸味をアクセントに飲みやすさとまろやかさが特徴のカクテルです。

・ピスコ…60~75ml

・ライムもしくはレモン果汁…15~30ml

・シロップ…30ml

・卵白…1個

・アンゴスチュラビター(お好みで)…1~3滴

・シナモンパウダー…適量

シェイカーにアンゴスチュラビター、シナモン以外の材料を入れてシェイクする。(氷なし)

そこへ氷を入れて更にシェイクする。

グラスに注ぎ、シナモンパウダー、アンゴスチュラビターを落として完成。

チルカノ

ピスコのジンジャーエール割りのチルカノは更にスッキリと楽しめるカクテル。女性のみならず男性にもおすすめのカクテルです。

・ピスコ…30~45ml

・レモン果汁…5~7ml

・アンゴスチュラビター(お好みで)…1~2dash

・ジンジャーエール…適量

ロンググラスに氷を入れ、材料を順に注ぎ、ジンジャーエールで満たす。

下からゆっくり炭酸が抜けないように混ぜて完成。

ピスコ・ポイント

・ピスコ…30ml

・アベルナ(ビター系リキュール)…1tsp

・アップルリキュール…30ml

※スターアニス・レモンスライス(飾り用)

氷をいれたミキシンググラスに材料をすべて注ぎ静かに素早く混ぜる。

カクテルグラスに注ぎ、レモンスライス、スターアニスを飾って完成。

カピタン

・ピスコ…30ml

・スイートベルモット…30ml

シェイカーにすべての材料と氷を入れてシェイクする。

カクテルグラスに注ぎ完成。

ピスコ・トロピカル

・ピスコ…15ml

・アペロール…30ml

・グレープフルーツジュース…適量

・ミント葉…4枚程度

ロンググラスの内側にミントの葉をこすりいれ、氷を入れる。

材料を順に注ぎ混ぜて完成。

まとめ

「南米ペルー」といってもまだまだ馴染みの少ないかもしれませんが、ペルー料理をはじめ、この【ピスコ】も日本でも人気がてできているジャンル。

今回は、そんな料理とも合わせて飲んでみたいペルーのお酒ピスコのご紹介でした。飲み方をはじめ、楽しみ方も様々あり、自分の好みを探して少しでもペルーを知るきっかけと話のネタになればと思います。

ピスコを広める活動として最近では、SNSでも見かけるようになり、また一般社団法人「日本ピスコ協会」という団体が設立されているそうなので、ピスコに興味を持った方は合わせて確認して頂ければと思います。

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