チェリー(さくらんぼ)といえば、スイーツのソースやお菓子に使用したり、飾りとして活躍したりするイメージがありますよね。
またカクテルにおいても同様に、デコレーションとして使われることの多い存在です。
そんなチェリーですが、実はそのチェリーを材料として造ったリキュールがあり、他のフルーツやお酒と相性も良いものがいくつかあります。
今回は、いくつかあるチェリー系リキュールの楽しみ方や、カクテルレシピをご紹介したいと思います。
チェリーブランデーはブランデー?
チェリーのお酒に「チェリーブランデー」と表記、表現がされる場合があります。
基本的にはどのチェリーリキュールもその製法から「チェリーブランデー」と言えるので、どれがチェリーブランデーなのかというよりかは総称だと思って良いと思います。
またベースにブランデーが使用されているわけではなく、ベースとなるスピリッツにブランデーが使われることが多く、浸漬した後、蒸留するという製法のためチェリーブランデーと呼ばれます。
あくまで、ブランデーの種類ではなく分類はリキュールとなります。
おすすめチェリーリキュール
一言に「チェリーリキュール」といっても、種類が様々あり、サクランボの種類から、その製法や色、味わいなど特徴もいくつかあります。
またそのリキュールによってもカクテルレシピや楽しみ方、選び方も変わってきます。
今回ご紹介するのは、定番となっているチェリー系リキュールで、基本というイメージでご参考にして頂ければと思います。
メーカーや産地によっても特徴が違うので、気になった方はいろいろ探してみると楽しいと思います。
チェリーヒーリング
チェリーブランデー代表格ともいえる「ヒーリング チェリー」。
デンマークのコペンハーゲンで1818年に生まれたチェリーリキュールです。
色は濃い赤色、3年熟成のこだわりから、フレッシュ感のある甘さと華やかさがあり、いくつかのスパイスも使用している為、ほのかにビターやナッツのような香りが特徴。
BARでもおなじみの定番カクテル「シンガポール・スリング」もこちらのリキュールを使用が一般的です。
ルクサルド・マラスキーノ
イタリア産マラスカ種のサクランボを原料として作られる透明なチェリーリキュール。
製造過程で種も使用するため、ナッツのような香りが特徴的です。
シュペヒト ・キルシュヴァッサー
チェリーブランデーの代表格、ドイツ原産で世界でも人気を誇るリキュール。
サクランボを種ご潰して発酵させ、6週間寝かして醸造酒を作ります。
それを蒸留して作られる無色透明、爽やかな香りが特徴。また製菓用としても使われることの多い万能リキュールです。
※ キルシュワッサー、キルシワッサーなどと書かれることもありますが、キルシュとなると別物になります。ちなみにキルシュとは、キルシュヴァッサーにダークチェリーを浸漬させて作られるリキュール。
【モナン】チェリーシロップ/ピューレ
フランスの老舗ブランド「モナン」シリーズの一つであるチェリーシロップとピューレ。
甘さ、香りと上品で、ノンアルコールカクテルをはじめ、スイーツのソースや製菓用のアクセントとしても。
おすすめの楽しみ方・カクテルレシピ
上記でいくつかチェリーブランデーをご紹介しましたが、あわせてチェリーブランデーが使われている定番カクテルをご紹介します。
シンガポール・スリング
・ドライジン…45ml
・チェリーブランデー…15ml
・レモン果汁…15~20ml
・シュガーシロップ…5~10ml
・ソーダ…適量
※デコレーション…レモンカット、マラスキーノチェリー
ソーダ以外と氷をシェイカーに入れてシェイクする。
氷を入れたタンブラー(ロンググラス)にシェイクしたものを注ぎ、ソーダで満たして軽く混ぜる。
デコレーションに(レモンカット)、マラスキーノチェリーを飾り、完成。
コンカドロ
・ドライジン…45ml
・チェリーヒーリング…5~8ml
・オレンジキュラソー(オレンジ風味のお酒)…5~8ml
・マラスキーノリキュール…5~8ml
シェイカーに材料すべてと氷を入れてシェイクする。
カクテルグラスに注ぎ完成。
チェリーブロッサム
・チェリーブランデー…30ml
・ブランデー…20~25ml
・オレンジキュラソー…5~8ml
・レモン果汁…5~8ml
・グレナデン(ザクロ)シロップ…5~8ml
シェイカーにすべての材料と氷を入れてシェイクする。
カクテルグラスに注ぎ完成。
ハンター
・ウィスキー(ライウィスキー)…40ml
・チェリーブランデー…20ml
シェイカーにすべての材料と氷を入れてシェイクする。
カクテルグラスに注ぎ完成。
※楽しみ方によって比率をかえても良いと思います。
キス・イン・ザ・ダーク
・ドライジン…20
・ドライベルモット…20ml
・チェリーブランデー…20ml
材料を混ぜるグラス(ミキシンググラス)に材料と氷を入れて静かに素早くステア(混ぜる)する。
カクテルグラスに注ぎ完成。
まとめ
デコレーションやスイーツ、お菓子に使用するイメージのチェリー(さくらんぼ)ですが、カクテルのとしても楽しめ、様々な特徴と種類があるのを今回ご紹介しました。
上記でもご紹介しましたが、おすすめした以外にも、メーカー、楽しみ方、カクテルレシピは様々あり楽しみ方の幅も広がる存在。
ご参考に、楽しみ方を模索して頂ければと思います。
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