日本酒って割ってもいいお酒なの?
日本酒は割らずに、冷やして、または熱燗で…というイメージをお持ちの方が多いと思います。
もちろんそのまま飲んでも美味しいですが、最近は日本酒を「割る」という飲み方が増えてきています。
おでんの出汁で割ったり、ミネラルウォーターで割ったりと、多種多様な飲み方が存在します。
そもそも、日本酒自体、原酒をお水で割って造られているものが多いので、どんな飲み方でもかまわないと思います。
お酒の飲み方は個人の自由!!!
さて、今回紹介する飲み方は、「日本酒ハイボール」
簡単に言うと日本酒の炭酸割りですね。
どんなものか見ていきましょう。
日本酒ハイボールのメリットとデメリット
日本酒ハイボールのメリットとしては、何と言っても飲みやすくなることです。
日本酒は通常15~16度、濃いものだと20度近くなるので、お酒が弱い方だと、敬遠しがち。
ですが、炭酸で割ると8~10度ほどになるので、チューハイなどと大差ない度数になります。
また、炭酸で割ることによって爽快感がグンとアップします。
本来のウイスキーで割るハイボールよりも飲みやすいのが特徴となります。
逆にデメリットとしては、割る日本酒によっては、日本酒の味がどうしても薄くなってしまうこと。
ですが、それならばアルコール度数が高く、甘味や旨味が強いお酒を選べばいいだけのこと。
ここではハイボールにしてもおいしいおすすめの日本酒も紹介します。
秋田県 佐藤酒造店 「出羽の冨士」
本記事でご紹介するのは、秋田県由利本荘市の「出羽の冨士」。
お酒のスペックはこのようになっています。
名称 :出羽の冨士(でわのふじ)
分類 :純米吟醸酒
原料米 :美山錦
精米歩合 :60%
アルコール度数:16度
日本酒度 :-2.5
酵母 :AKITA雪国酵母(UT-1)
(ラベルより記載)
このお酒の特長は、何と言っても甘味と旨味が強烈なこと。
その味わいはまさに濃醇旨口。
かなり好みが分かれるお酒だと思います。
ですが、このお酒を炭酸で割って、レモンを絞ると絶品です!
すごく飲みやすくなりますし、レモンの香りが絶妙です。
なぜこんなにもおいしくなるのか?
そこには具体的な根拠があります。
根拠①:甘味と旨味が強いので、炭酸で割っても、薄く感じない
根拠②:酸味と苦味が弱いので、レモンの味で「補完」できる
根拠③:お酒の吟醸香とレモンのフレッシュな香りが「同調」する
(「補完」「同調」は日本酒のペアリングの知識です。別記事で解説します!)
簡単に言うと、濃い日本酒を炭酸で割って飲みやすくした上に、
お酒の特性とレモンがベストマッチする、ということですね。
おススメ日本酒ハイボールの作り方
①大きめのロックアイスをグラスの7分目まで入れる
②日本酒をグラスの半分よりちょっと少ない程度、注ぐ
③炭酸水を日本酒と同じ量、注ぐ。
④くし切りにしたレモンを絞る。(1/6個ほどがベスト)
⑤3~4回ほど、氷を持ちあげるようにして、優しく混ぜる
日本酒が重くて、下に沈んでしまうため、混ぜる回数は多めに。
イメージとして、がしゃがしゃ混ぜてしまうと、炭酸が抜けてしまうので、そっと、やさ~しく混ぜるのがポイント。
なお、強炭酸水で割るのがおススメ。
このお酒、ハイボールにすると本当おいしいので、ぜひ試してみてください!
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まとめ
飲むと爽快感が増す日本酒ハイボールは、これからの夏の季節にピッタリです。
緊急事態宣言もあって、外で飲めないこのご時勢、家で日本酒ハイボールを飲んですっきりするのも良いですよね。
是非ご参考に気になった方は試して頂ければと思います。
今回のお酒は、日本酒のプロである、きき酒師にも飲んでもらい、テイスティングシートを作ってもらいました!
この日本酒がハイボールにするとおいしい根拠がぎっしり!(笑)
飲み方や、おススメ料理なども載ってますので、参考にどうぞ!
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